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昨年中は格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。
1月に入り寒い季節が続きますが、お身体の不調はないでしょうか?
今回も栄養について書いて参ります。
1月の旬な食材はキャベツ・水菜・ごぼう・春菊・たらこ・たら・タラバガニ・ブリ・キウイフルーツなどがありますが、
今回は1月7日に食べられている『七草粥』についてかいていきます。
七草粥を食べる理由は無病息災でいる事。つまり病気をしない事・何事も達者に過ごす。という事です。
1月7日に七草粥をなぜ食べるのかというと、青菜の摂取が不足しがちな時期にしっかりと身体に取り入れる為。お正月のごちそうで疲れた胃腸をいたわる為などの諸説があります。
七草粥を食べる由来は中国から伝来されたとされています。
七草粥で使用される春の七草とは【①せり・②なずな・③ごぎょう・④はこべら・⑤ほとけのざ・⑥すずな・⑦すずしろ】となります。
七草粥の風習は中国から伝わり、日本では平安時代の初期(西暦784年ごろ)に宮中の行事となり、江戸時代(西暦1597年ごろ)になって庶民に広まりました。
しかし古代の粥は『七種粥』と言われ、その材料は『米・栗・きび・ひえ・みの・ごま・小豆』と今とは全く異なったものでした。
今の七種類【①せり・②なずな・③ごぎょう・④はこべら・⑤ほとけのざ・⑥すずな・⑦すずしろ】になったのは鎌倉時代(西暦1180年ごろ)になってからだといわれています。
なぜ1月7日に七草粥を食べるのかというと、中国の古俗に人日(じんじつ)というものがありました。人日(じんじつ)とは正月1日に鶏・2日に狗・3日に羊・4日に猪・5日に牛・6日に馬・7日に人・8日に穀を占うというもの。その日が晴天ならば吉。雨天ならば凶の兆しであるとされていました。
そして、初春の野から摘んできた生命力のある野草を食べれば邪気が祓えると考えたとされています。
今の七草粥に使われる材料の栄養を書いていきます。
①せり(芹)・・・せりは《βカロテン・ビタミンC・葉酸》が豊富です。βカロテンは抗酸化作用があり、ガンや老化抑制などの効果が期待されます。ビタミンCは抗酸化作用がありβカロテンとの相乗効果が期待できます。葉酸は認知症や脳卒中などを防ぐ効果が期待されています。
②なずな(薺)・・・ビタミン(K・B1・B2)・ミネラル・食物繊維が豊富で、カリウム・カルシウムの栄養素があります。効果は生活習慣病(高脂血症・高血圧・動脈硬化)の改善、ガン予防、皮膚病予防、骨粗鬆症などの予防効果が期待できます。又、むくみ・便秘・下痢・腎臓病・生理不順などにも効果が期待できます。
③ごぎょう(御形)・・・ごぎょうは母子草(ハハコグサ)とも呼ばれます。
タンパク質やミネラルが含まれていて、内臓の回復や咳止めに良いとされています。
ハーブティーにして咳を鎮める作用や痰を切ってくれる作用があります。鼻水・鼻づまりのような風邪の初期段階を緩和されるといわれています。又、利尿作用がある為デトックス効果期待できます。むくみや身体に溜まっている毒素・老廃物の排出を促進することで身体の内面からの美容をサポートする効能もあるとされています。
④はこべら(繁縷)・・・タンパク質が比較的多く含まれていて、ミネラルや利尿効果のあるサポニン・止血効果のあるクマリンが含まれています。鎮痛作用や腹痛にも良いとされています。
⑤ほとけのざ(仏の座)・・・正式名称はコオニタビラコというキク科の雑草です。整腸作用や高血圧の予防に良いといわれています。
⑥すずな(菘)・・・菘(すずな)は蕪(かぶ)のことで、葉はビタミンA・ビタミンC・カルシウムを多く含んでいます。腹痛予防や風邪予防に良いとされています。
⑦すずしろ(蘿蔔)・・・大根のことです。菘(すずな)と栄養価は似ていて、ビタミンA・ビタミンC・カルシウムが豊富に含まれています。血栓防止作用や消化不良の解消に良いとされています。
年末年始についつい食べ過ぎてしまう・飲みすぎてしまう事が多いと思います。
1月7日に七草粥を食べて2022年も健康にしていきましょう!!
又、腸内環境をリセットさせる為に当院では無添加の酵素ドリンクもあります!!
酵素ドリンクと一緒にファスティングをすると、一日に必要な栄養素を補いながらファスティングができるのでこの機会にぜひファスティングを行い腸内環境をリセットしてみても良いかもしれません。
本年も変わらぬご愛顧のほど、お願い申し上げます。
2022.1.4
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